ラヴ 友愛 短歌13
送信と同時に君のメールきて以心伝心そんな日もある
僕の夢魔法使いになることを君は笑わず聞いてくれたね
コンビニで売っていないものもある例えば君と僕の恋
片付けをしていて見つけた住所録あの日の背中ふと甦る
想い出になってしまえば君のこと赦すことも出来るかな
ラヂオから聞こえる唄に癒されて名も知らぬままファンになる
堕ちていくその瞬間も僕の手を放さずにいて引き寄せて
知らんぷりしていつまでも嘘吐きな君に騙され続けてあげる
甘酸っぱさを残したままの僕の恋君に出逢って熟される
木枯らしに吹かれそこだけ林檎色君の両頬ただ愛しくて
満ち欠けをする月のように揺れてます好きと嫌いの真ん中で
「おやすみ」の短いメールから貰う君の愛情信じていいの
流水階段(カスケード)みたいに想い流れていく君の心へ真っ直ぐに
いがいがの中身本当は甘いのに意地張る君は栗のよう
ふわふわのメレンゲみたいに優しくねその手でそっと抱きしめて
痺れにも似た感覚初めての恋をしている君に向かって
落ち込んでいる君のことどうすれば勇気づけてあげられるかな
僕の声聞こえてますか大切な君の心を開きたい
寄り添って君から伝わる温もりに確かな幸せ僕は得ていた
漆黒の夜空煌めく一等星君と同じで届かない
糸電話みたいな恋をしてきたね一方通行君と僕
横顔に1%の希望見た諦めないよ君のこと
いつだって愛し愛され恋焦がれそんな二人になりたかったよ
気付いてよ乙女心と秋の空くるくる気分で変わるってこと
別れ際夢か現(うつつ)か軽いキス君の瞳に映る僕
橙の紙飛行機を折りました僕の夢乗せ青空飛べと
力ずく恋していくのを止められず強引な君に惹かれてる
涙色染まる想いを受け取ってそっと手紙にして送るから
闇のなか凍った月に照らされる君の背中に静けさを見る
幅広の後ろ姿に惹かれてた頼りない僕の道標だった
湯船にて君に凭れて愛語る薄紅の頬蒸気に隠す
肩越しに振り返った僕見えたのは泣き出しそうな空と君
通り雨木陰でふたりぼっちだねこのまま世界を切り取って
もらい泣きしたのは君が真っ直ぐに僕の目を見て泣いたから
腕のなか君の眼鏡が涙で曇る泣いちゃ駄目だよ今夜だけだよ
短くも共に過ごした年月が君の口癖僕に残す
書きかけて止めた君への別れ文(ふみ)サヨナラの字が思い出せずに
僕じゃないひとを愛しているくせに本音を黙ったままの君
時々は我が侭言っていいですか寂しさ君に打ち明けたくて
お願いよ優しい嘘の吐きかたを僕に教えてそれから去って
実は僕君のそういうとこが好きどういうとこか当ててごらんよ
君からのメールを永久保存する愛した軌跡を消せなくて
本当は笑ってサヨナラしたかった笑顔覚えていて欲しかったから
いけないと分かって残した爪痕は君の背中で交差する
耳元で君が囁く「あいしてる」その一言に縛られるのに
存在を確かめる術も知らなくて祈る気持ちでただメール待つ
熱孕む君の右手を引き寄せた僕の左手幸せ帯びた
言葉より態度で示して欲しかった僕をどれだけ欲していたか
透明な硝子の心に足跡を残して消えた速歩(はやあし)の君
我知らず綴じ込めていたこの想い頁(ペェジ)繰るごと愛しさ募る
明け方に君に恋する夢を見た目覚めてもなお想いは醒めず
内緒だよ僕の心のパスワード知っているのは君一人
傷付いて歩めぬままの僕だけど雨のち虹が架かる日くるかな
倖せの法則なんて信じないぶち壊してでも手に入れろ
この恋を存続させる理由など見つからないまま朝がくる
分かってる君はそういう人だからいらなくなったら捨てられるよね
あんなにも幸せだった僕たちの時間壊れて欠片になった
僕たちが別れを選んだその理由所謂大人の事情ってやつ
巡る日々些細な嘘を重ねてた君は一体どうしたかったの
暗黙の了解みたいに決めないで僕は嘘吐きなんか赦さない
ねぇやめて浮気な心で僕のこと触らないでよ近付かないで
信じてた君の裏切りどれほどに傷付いたのか分からないでしょ
もう二度と逢ってなんかやるものかそれほど君を憎んでる
真っ直ぐに純粋だった僕の想い君が穢したこと忘れない
あちこちが綻んでいる不毛だよこんな会話を続けても意味ない
眠らないそれは悪夢を見るからでけど現実もそう大差ない
戯れ言で誤魔化さないで結局は僕を愛していないんでしょう
禁断の果実を確かにもいだんだそれゆえ恋を手に入れなくす
予想外だったよ君が僕のことここまで壊してしまうなんて
もし雪が降ったら路上に寝ころぶよ穢れた僕を清めたいから
降り出した哀しい雨は止まないね僕の命が尽きる夜まで
遠くなる後ろ姿にただ泣いたこの見も心も痛くて泣いた
苦しくて幾重も心に鍵をかけ君の想い出殺しているよ
愛してるそんな言葉はもういらない真実だけを口にして
どうせなら完全犯罪すればいい出来ない君は甘ったれだよ
この命尽きて消えるその日まで君の重ねた嘘は消えない
迷宮を彷徨っている出口など見つかるはずもない暗闇を
好きだから赦すことなど出来ないよ複雑なんだ僕だって
真実を決して語らぬ君のこといつまでたっても信用できず
僕のこと心を持たぬ人形と思ってるから壊せるの
遠い日の記憶も今も愛してるそんな自分に溜息の午後
束縛と支配を君は勘違いしてるよ僕にも選択肢あるのに
ゆびきりをしなくて良かった守れない約束なんかしないほうがいい
君が持つ愛ってやつは万華鏡みたいに綺麗にころころ変わる
お別れをする日は寒い夜がいい愛した気持ち凍らせるから
忘れないなんて絶対言わないよ最後のときまで意地を張るから
泡沫の恋をしましたそれだけのことだったのに涙止まらず
もし僕の心を奏でるオルゴォルあるなら調べは哀しみ満ちて
世界中探したって僕ほどに君を愛したやつはいないよ
綺麗事幾ら並べて晒しても君がしたことこれは消えない
願わくば君より先に逝きたくて儚く散ってしまいたい